誰かと話している時、「否定してしまっている」という方は多いと思います。
自分も否定されると嫌な気分になってしまいますよね。
相手を否定していると、嫌われてしまい良い人間関係を築くのが難しくなってしまいます。
人間関係がうまくいかないと、
- 否定してるつもりはないけど嫌われてしまう
- 子どもとの関係がうまくいかない
- 人から好かれて信頼されるにはどうしたらいいの?
- 感情的にならないコミュニケーションを身につけたい
こんな悩みや疑問があると思います。
僕が本書を読んだ理由は、子供をより良く育てたかった。
教育的にも自分がお手本となり、将来上手な人間関係を築いてほしい。
そういった願いから、この本を読んでみました。
そんな「否定してしまう自分」を否定しない自分に変える「否定しない習慣」で解決できます。
それをわかりやすく教えてくれたのが、林健太郎さんが書かれた本、いつも「いい人間関係」の人がやっている『否定しない習慣』です。
仕事・育児・家族との会話で、「でも」「だって」「~するべき」と否定の言葉を考えてしまう。
そんな方を「否定しない人」にすることが、本書のテーマです。
この記事では、みなさんが気になる「否定しない習慣」の内容を要約していきます。
「人間関係がうまくいかない」という方は、是非この本を読んでみてください。
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著者:林健太郎さんについて
合同会社ナンバーツーエグゼクティブ・コーチであり、リーダー育成家をされています。
また、一般社団法人国際コーチング連盟日本支部の創設者でもあります。
2016年には、フィリップ・モリス社の依頼で、管理職200名超に対するコーチング研修を実施。
さらに、日本を代表する大手企業や外資系企業、ベンチャー企業や家族経営の会社まで、のべ800人(2022年11月時点)を超える経営者やビジネスリーダーに対してコーチングを実施しました。
企業受けの研修講師としての実績も豊富で、フェラーリ社の日本の認定講師を8年間務めるなど、リーダー育成にも尽力しています。
『否定しない習慣』の要約ポイント
とても勉強になりましたが、本の内容全てを紹介はできないので、以下の3つのポイントで要約しました。
- 否定する人の心理
- 否定しないマインド
- 否定しないための技術
なぜ否定してしまうのか、否定しないためのマインドは何か、そして否定しない技術の順番です。
本書では、より細かく否定しないための方法がいくつも書いてあります。
さらに、会話の技術なども詳細に書いてあるので、否定しない会話の方法もわかります。
ぜひ読んでみてください。
それでは、本書の内容に入っていきます。
相手を否定する人は無意識にしてしまっている
多くの人は自分では気づかないうちに否定をしてしまっています。
頭では分かっているけど、否定してしまうのはなぜでしょうか。
その多くは、相手を思って否定していることが多いです。
将来は仮面ライダーになりたい!と子どもが言っても、周りの大人たちは真面目に耳を傾けることはありません。
親としては、もっとちゃんとした夢を持ってほしいと、無意識の「親心」が働いてしまいます。
しかし、子どもにとっては自分のなりたいものや夢を、否定された気持ちになります。
「否定」の前提にあるのは、「良かれと思って」です。
この考えが、否定を正当化させてしまいます。
無意識に否定してしまう習慣は、悪意がないからこそ厄介だと言えます。
否定しないマインドをつくるための基本的な考え方
「自分は否定してばかりいる」という自覚がある人はあまりいないと思います。
この無自覚な否定が、コミュニケーションや人間関係がうまくいかない大きな要因となっています。
否定しない技術や習慣には、前提となる「否定しないマインド」が必要になります。
否定しないマインドとは、コミュニケーションにおいて「相手を否定しない意識を持つ」ということです。
否定しない3つの基本の考え方
無意識的にやってしまう「否定」で、その意識を持つことは難しいことです。
否定しないマインドをつくるための基本的な3つの考え方があります。
- 事実だから否定してもいいという思考はしない
- 自分は正しいという思考はしない
- 過剰な期待はしない
以上の3つについてひとつずつ解説していきます。
事実だから否定してもいいという思考はしない
正論は場合によっては武器になります。
相手を攻撃する理由に使われる危険な道具です。
会議などの正確な情報を伝えるときは事実や正論を言っても良いですが、普通に過ごしている中で、ただの会話に事実や正論は必要ありません。
人は事実や正論を押し付けてくる人よりも、自分の気持ちに共感してくれて、希望を与えてくれる人の方を好みます。
自分は正しいという思考はしない
議論をすること=勝敗があるのが風潮になっているのが殆どの場合、勝った負けたで戦う必要はありません。
大事なのは、「意見の違い」を多様性として認められるかです。
「意見の違い」は「否定」ではありません。
互いは争うべき敵ではなく、味方であり、同じ目的を持った仲間です。
やるべきことは、意見の違いを理解し、目的を共有することです。
過剰な期待はしない
期待を裏切られると、人は相手を否定しがちになります。
しかし、その人はわざとパフォーマンスを下げたり、嫌がらせをするために失敗したわけではありません。
どんなに期待はずれなことをされても、瞬間的に否定せずに魔法の言葉を唱える。
「その人はその人なりに精一杯やっている」
人の話を否定するのは、上から目線になっている
自分なら簡単にできるのに…「どうしてこんなこともできないの?」
仕事なのに、伝えたのに、見ているのに、それなのになんでできない!
そう思って相手を否定してしまっている。
でもそれは「自分はできる」という上から目線!
相手が自分よりも知識や経験で劣っていると思っているから否定してしまう。
自分の方がそのことについて多少慣れているだけで、相手より偉いわけでも優れているわけでもありません。
知っているという視点から成り立つ上下関係は簡単に逆転してしまう。
できていることは褒めて次はうまくできるようにお願いの仕方を変えるように進めてみる。
魔法の言葉「その人はその人なりに精一杯やっている」を思い出してください!
否定しない話し方の技術
能動的に黙ること
脊髄反射で会話をしてしまっている人は、相手がどう思うかなどを考えずに反射的、直感的に話してしまいます。
そんな時「言葉を返す前にブレーキを踏む!」という技術があります。
会話の中でのブレーキとは、まずは「黙りましょう」ということ。
脊髄反射的なコミュニケーションから抜け出すには、「能動的に黙る」という習慣をつくることです。
反射的に言葉を返すのではなく、いったん黙って相手の事を話を聞いて伝えたいことなど、相手を理解すればつい否定してしまうことを未然に防ぐことができます。
魔法の言葉「さすが」
使うとさらに良い関係性になれる魔法の3文字があります。
それは「さすが」の3文字です。
「さすが」は会話の中で潤滑剤になってくれます。
「そこに気がつくとは、着眼点が良いね。さすが〇〇さんだね」
「さすが〇〇さん。次のステップに進みたいという向上心だね」
使い方としては、このような言葉の組み合わせになります。
言われた相手は「悪い気がしない」という、不思議な言い回しです。
最後に
いかがでしたか?
子育てや仕事で気づかないうちに、否定してしまっていることに、気づいた方も多いのではないでしょうか。
本書にはもっと多くの会話の技術が書いていてとても参考になります。
子育てや仕事で、意識しながら使っていると気持ちが楽になると思います。
子育てにも活用していけば、子どもたちが良い人間関係を築けるようにお手本となる会話ができるようになります。
ぜひ読んでみてください。
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