子ども・親どちらにとっても、年に1度の大きな学校行事である運動会。
「仕事が忙しい」「行くのがめんどくさい」「忘れていた」などさまざまな理由で運動会に参加できない家庭も多いと思います。
それを押し切ってでも言いたいのは「運動会に行ってくれ」です。
しかし、運動会に行った方が良いと言うけど、
「運動会に行く理由って何?」
「参加しなくても子どもは大丈夫?」
「母親・父親どちらかが行ってるからいいんじゃないの?」
などの疑問や悩みがでてくる方は少なくないと思います。
この記事では、
- 子供の運動会に参加した方がいい理由
- 親が運動会に来ないときの子どもの気持ち
- 今では当たり前になりつつあること
以上の3つについて解説していきます。
母子家庭だったこともあり、運動会に親が参加できずにつらい思いをしたことがあります。
この記事を読んで、少しでも子どもの運動会に参加していただけたらと思います。
周りの家庭でも運動会に参加しない方がいれば、是非この記事を紹介してみてください。
それでは、解説していきます。
子供の運動会に行った方がいい理由
親が運動会に参加することは、子どもにとって多くのプラスの影響をもたらし、家庭全体にとっても貴重な時間となります。
運動会を通じて得られる経験や感動は、親子の関係をより深め、子どもの成長をサポートする重要な要素です。
子どもの運動会に参加する親には、重要な役割があります。
運動会に参加しないと、子どもの成長をサポートすることができないため、マイナスの影響を与えてしまいます。
運動会における親の役割とその重要性
運動会における親の役割とは何か。その役割の重要性について解説していきます。
運動会における親の役割には以下のことがあります。
- 応援とサポート
- 思いでの記録と共有
- 安心感のあたえる
- 成功と失敗の受容
- 社会的スキルの学習
以上の5つが運動会における親の役割です。
それぞれひとつずつ解説していきます。
応援とサポート:子どもたちが頑張っている姿を見守り、応援することで子どものモチベーションを高めます。
子どもたちは、頑張って練習したことを親に見せるために、いつも以上に運動会にたいして本気になれます。
親の応援は子どもにとって情緒的な支えとなり、競技に対する自信を持たせる重要な役割です。
記録と記憶の共有:写真を撮ったり、ビデオで子どもの活躍を撮影することで思い出を記録するします。
後で家族・親戚・友達などで振り返ることで仲のいい周りの人とも思い出を共有することができます。
運動会後も共有する時間を一緒に過ごすことで、親子の絆を深め信頼関係を築くことができます。
安心感の提供:親が見守っていることで、子どもの不安要素は減り安心して競技に集中できます。
親が見に来てくれているだけで、子どもの競技パフォーマンスが向上します。
親が関心を持って見守ることで、子どもは自分の努力が認められていると感じ、自己肯定感が高まります。
このような、親の子どもに接する態度などで、成長に大きく影響することもあります。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめています。
成功と失敗の受容:勝った時も負けた時も、一緒に喜びや悔しさを分かち合うことができます。
子どもがネガティブになってしまっても、頑張る姿を見ていたことで次への励ましもやりやすいです。
親と一緒に成功体験を共有することで、達成感をより感じることができ、次の挑戦への意欲が湧きます。
社会的スキルの学習:他の親や子どもたちとの交流を通じて、社会的スキルを学ぶ機会をあたえ、サポートすることができます。
協調性や役割分担の大切さ・コミュニケーションを取るスキル・ルールを守り、公平に競技することなど、多くの社会的スキルを学ぶことができます。
運動会を通じて、ルールの遵守・チームワーク・フェアプレーの精神など、重要な価値観を学び、正しい方向に成長するようサポートすることが重要です。
以上のことから、親の存在は運動会という特別なイベントにおいて、子どもたちの成長と発達に多大な影響を与えます。
そのため、できる限り参加し、子どもたちを応援し支えることが大切です。
運動会に親が来ない時、子どもが感じる孤独と不安
親が運動会に来ないことで、子どもが感じる孤独や不安は深刻なものもあります。
どうしても運動会に参加できない場合は、適切なサポートとコミュニケーションを通じて、その影響を軽減することもできます。
運動会に親が参加しないことで、子どもたちが感じる孤独や不安には何があるのか解説していきます。
子どもが感じる孤独と不安
運動会で多くの親が来ている中で、他の子どもたちが親と一緒に楽しんでいるのを目にします。
他の子どもたちが親と楽しそうに過ごしているのを見ることで、自分もそのような経験をしたいと思い、孤独感や寂しさを感じます。
競技に対しては、親からの応援がないことで、自分の頑張りが認められていないと感じることもあり、モチベーションが低下し競技への意欲も下がってしまいます。
さらに、自分の成功や努力を親と共有できないことで、達成感が薄れてしまいます。
運動会での成功を親と分かち合えないことは、子どもにとって寂しい経験となります。
運動会に親がいないことで、何か問題が起こった時に助けてくれる存在がいないという不安を感じることもあります。
そのせいで、競技に対するプレッシャーや不安が増し、競技に集中することができなくなってパフォーマンスが低下してしまいます。
運動会に参加できないときの対策とサポート
各家庭で運動会に参加できない理由は様々あると思います。
そんな時に、子どもに対して適切なサポートをすることで、マイナスの影響を軽減することができます。
運動会に参加できないときのサポートには以下のことがあります。
- 学校のサポート協力
- コミュニケーションをとる
- 周囲の人に協力してもらう
- 家で運動会内容を共有する
以上の4つのことをすることで、子どもへのマイナスの影響を軽減することができます。
それぞれひとつずつ解説していきます。
学校のサポート協力
どうしても運動会に参加できない場合は、学校側へ協力をしてもらえるように伝えましょう。
先生方も忙しい中ではありますが、少しでもサポートしてもらえることで、子でもの孤独感は軽減できます。
昔はお昼を親と食べるのが当たり前でしたが、親が来ていないと、ひとつの教室で話したこともない子どもたちだけで食べるご飯は孤独を感じます。
今ではお昼ご飯を運動会の日も給食というかたちをとっている学校も増えています。
そういった子どもたちのことも考え、親と子どもが別々でお昼ご飯を食べるのが主流になりつつあります。
学校が特別な配慮を行い、親が来ない子どもたちをサポートすることが重要です。
先生やスタッフが積極的に応援し、子どもたちの孤独感を和らげることができます
コミュニケーションをとる
運動会に参加できない理由は各家庭さまざまあると思います。
そんな時に、親が来られない理由を子どもにきちんと説明し、理解を求めることが大切です。
子どもが納得できる理由を知ることで、不安が軽減されます。
こうした家庭でのコミュニケーションを普段からしっかりと取っていることで、運動会に限らず学校行事に参加できないときに子どもの理解を得やすいです。
周囲の人に協力してもらう
子どもが1人きりになり孤独感を感じないように、他の家族や友人に協力を求め、子どもにとってのサポートを確保することも一つの方法です。
親が参加できない場合は、祖父母や親しい友人が運動会に参加することで子どもの孤独感を軽減することができます。
僕もお昼ご飯の時、いとこや仲のいい友達の家族に気にかけてもらってました。
そういった周囲から気にかけてもらえる気持ちだけでも、子どもの孤独感を軽減することができます。
家で運動会の内容を共有する
運動会の後に親と一緒に写真やビデオを見ながら振り返ることで、親が来なかったことによる寂しさを補うことができます。
親がしっかりと子どもの話を聞き、感謝や称賛を伝えることも大切です。
運動会の話でコミュニケーションを取るだけでも子どもの寂しさを補うことはできますが、頑張っている姿を写真や動画で見ることで、より深いコミュニケーションを取ることができ、孤独感を軽減することができます。
そのためには、上記で話した学校側のサポートや周囲のサポートを受けて、子どもの頑張る姿を撮影してもらうなどの協力が必要です。
運動会に父親が行くのはあたりまえ
小学校の運動会における父親の参加率は高くなってきています。
全体的にコロナ禍以降、運動会の形式が変化しているため、父親の参加率にも影響が見られます。
最近では、運動会の競技数が減り、午前中のみで終了する学校が増えています。
そのため、親が参加しやすくなって参加率が上がっています。
オムロン ヘルスケアは2023年10月5日、運動会に関する意識調査では、運動会の競技に参加したいと考える父親が74%という調査結果が出ています。
この結果から父親の運動会参加率も高いということがわかります。
働き方改革や運動会の短縮などで、昔に比べて父親も運動会に参加することができるようになってきています。
今では多くの父親が運動会でわが子の頑張る姿をおさめようと、カメラを握っている姿を見ます。
父親も運動会に参加するのが、当たり前になりつつある時代になってきているのではないでしょうか。
最後に
いかがだったでしょうか?
僕自身子どもの頃、母子家庭の経験があるので、学校行事に親が来なくてつらい思いをする子どもの気持ちが痛いほどわかります。
運動会に親が参加することで、子どもの成長にもプラスの影響を与えてくれます。
子供の成長を実感できる最高のイベントです。
この記事を読んで少しでも運動会に参加してくれたらと思います。
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