自分の話し方で仕事や人間関係が上手くいかないことないですか?
「話し方が上手くなりたい!」「話し方を変えたい!」という方は多いと思います。
話し方が上手くないだけで、損をしてしまうこともありますよね。
話し方が下手なせいで、相手と上手にコミュニケーションを取れないことが頻繁にあります。
そんな「話し方」を変えて、上手にコミュニケーションを取れる方法がありました。
それをわかりやすく教えてくれたのが、小林 音子さんが書かれた本、アメリカの中高生が学んでいる『話し方の授業』です。
この記事では、アメリカの中高生が学んでいる『話し方の授業』の内容を要約していきます。
この本の内容を実践して、話し方で相手に良い印象を与えて、仕事も人間関係も良好にしましょう。
話し方が上手くなりたい・話し方を変えたいという方は、是非この本を読んでみてください。
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著者:小林音子はどんな人?
オリオンズベルトグローバル代表取締役をやりつつ、TEDxスピーチトレーナー、エグゼクティブメディアトレーナー、俳優など多方面で活躍をしています。
コミュニケーションにおけるマインド、言語表現、非言語表現の3つの観点から「自己理解」を深め、「伝える技術」が向上するメソッドを確立しました。
その後、アメリカでコミュニケーションのスクールを複数回視察し、得た知見をメソッドに取り入れます。
コミュニケーションコーチとしては、子供からシニアまで幅広い年齢層に向けて「話し方」「聞き方」の基本から、受験・就職面接対策、お見合い対策などをコーチングしています。
『アメリカの中高生が学んでいる「話し方の授業」』の内容
この本では、小林音子さんがアメリカのコミュニケーションスクールで学んだ「人の『共感』と『信頼』を勝ち取る世界標準の話し方」の授業内容を紹介する内容になっています。
「自己理解」を深め、「伝える技術」が向上するメソッドもわかりやすく書かれています。
名スピーチや名プレゼンをする人は、アメリカ人が多いのか?
その秘密は「学生時代から体系的に『話し方』を学んでいるからです。
そんな、アメリカ人が学んでいる「世界標準の話し方」が学べる内容でおすすめの一冊です。
『アメリカの中高生が学んでいる「話し方の授業」』の要約ポイント
今回要約するポイントは以下の3つになります。
- アメリカ人の話し方が上手い理由
- 話し方で重要な3つの柱
- アメリカの中高生が学んでいる話し方のコツ
本書では、この記事では紹介しきれないほど細かく、話し方が上手くなる方法が書かれています。
さらに、今回紹介していない「実践編」では、日常会話・スピーチなどさまざまな状況に合わせた話し方のルールも学ぶことができます。
気になる方は、ぜひ読んでみてください。
なぜアメリカ人は話し方が上手いのか?
アメリカ人はオープンマインドで明るい性格の人が多く、控えめな日本と違い、性格からコミュニケ―ションに適していると思っている人も多いと思います。
アメリカと日本の明らかな違いは、「アメリカの中高生はコミュニケーションを学校の授業やプログラムで体系的に学ぶ」ということです。
日本で子どもを塾に通わせるように、アメリカでもコミュニケーションを学ぶスクールに通わせます。
それは、社会にでるにあたって「コミュニケーション力」は最も大事なスキルの一つだと考えられているからです。
アメリカで学ばれている話し方では、「マインド」を非常に重視しています。
アメリカの中高生が学んでいる話し方で重要な3つの柱
コミュニケーション力は、マインドとスキルの両方が改善されて、最大の力を発揮します。
話し方のスキルは、「言語表現」と「非言語表現」の2つに分かれています。
言語表現は「言い方」で、「非言語表現」は言語表現以外で相手に気持ちや考えを伝えるツールです。
表情・しぐさ・声のトーンなど、マインドは「非言語表現」に強く表れます。
コミュニケ―ションは「マインド」と「スキル」に分かれます。
スキルは「言語表現」と「非言語表現」に分かれます。
このことから、コミュニケーションをよくするためには、この3つを改善することが必要です。
そして、アメリカの中高生が学んでいる話し方で重要な3つの柱が、「マインド」「言語表現」「非言語表現」の3つなのです。
アメリカの中高生が学んでいる話し方のコツ
アメリカの中高生が学んでいる話し方で重要な3つの柱を、以下の3つに分けて要約していきます。
- 話し方のマインドを整える
- 言葉で表現する話し方
- 言葉以外で表現する話し方
話し方のマインドを整える
多くの人の場合、よこしまなマインドは無自覚で、その大半が「自己中心のマインド」です。
言葉はあたかも「相手のため」なのに、マインドは「自分のため」、つまり「相手をリスペクト」していないことが問題です。
「自己中心のマインド」は承認欲求に由来します。
欲求を持つことは悪いことではありません。
何が問題なのかというと「思わせよう」とすることです。
自分の承認欲求をマネジメントするには、無自覚の欲求に気づく必要があります。
以下は、承認欲求をマネジメントできていない5つの例です。
- 自分の話ばかりをする
- 相手を都合よく動かそうとする
- よかれと思ってアドバイスをする
- 親切に説明する
- 話題を横取りする
このいずれかを、経験したことや誰かにしたことがあると思います。
自分の承認欲求をマネジメントすることは、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。
言葉で表現する話し方
「相手の承認欲求」に「言語表現」で応えるための工程は、以下の2段階です。
- 相手の「言葉」から「相手の承認欲求」を把握する
- その把握した「相手の承認欲求」に「言葉」で応える
相手の承認欲求を言葉から把握する
相手の承認欲求を言葉から把握するには、シンプルに「聞く」ことです。
- 相手は今、何を話したいのか
- 相手は何に興味があるのか
- 相手が今、どんな気持ちなのか
闇雲に聞き出そうとしても尋問のようになってしまうので、共感しながら聞くことが大切です。
人は「自分の気持ち」を理解してもらいたい生き物です。
なので、聞く際には、時に相手の気持ちにフォーカスして聞きます。
相手の承認欲求に言葉で応える
相手の承認欲求を言葉から把握したら、相手の承認欲求を言葉で満たしていきます。
相手の承認欲求に言葉で応えるには、「あいづち」と使います。
「はい」「それで?」「なるほど」などあいづちを挟むことで、相手の話を促すことができます。
しかし、あいづちばかり打っていると、単調になってしまいます。
同じあいづちを何度も返していると、相手は「本当に聞いてる?」「話に興味がないのかな?」と不安になってしまいます。
あいづちのバリエーションが少なすぎると、こちらの意思とは関係なく、相手は会話を続ける気がなくなってしまいます。
あいづちのバリエーションを増やせば、会話が自ずと弾むようになります。
言葉以外で表現する話し方
「相手の承認欲求」に「非言語表現」で応えるためには、2つのステップを経る必要があります。
- 「相手の承認欲求」を「言語以外」から把握する
- 「相手の承認欲求」に「言語以外」で応える
「相手の承認欲求」を「言語以外」から把握する
同じ言葉でも、表情やジェスチャー、声の抑揚などの非言語によって意味が変わってきます。
例えば、「最近どう?」と聞かれて「元気だよ」と返ってきたとしても、顔が引きつっていたり、くらい表情をしていたら元気ではないと感じ取れます。
非言語は言葉以上に表現力があるため、言葉とは真逆の情報を伝えている場合もあるのです。
つまり、非言語のほうが情報量や情報の重みにおいて言語を上回ることがあります。
非言語は無意識に出てしまったり、伝えたいこととは異なる情報が表に出てしまうこともあります。
相手の言語表現と非言語表現に矛盾があった場合、多くは非言語表現で伝わった情報のほうが信頼が高いと言えます。
「相手の承認欲求」に「言語以外」で応える
非言語表現は言語表現に比べて短時間で伝えられる情報量が圧倒的に多いです。
なので、相手の承認欲求に非言語表現で応える必要があります。
例えば、相手に好意を伝えようとするとき、言葉で伝えようとすると長くて巧妙な文章になってしまうかもしれません。
さらに、言葉は語彙力や読解力がなければ、相手に感情までは伝わらない可能性もあります。
非言語表現であれば、表情や口調・視線の動き・ジェスチャーなどで瞬間的かつ直感的に伝わる可能性が高いです。
言葉を伴わない非言語表現で頻繁に体験するのは、無言のあいづちです。
相手の目を見て頷くだけでも「理解していますよ」と意思を伝えることができるし、腕を組んで斜め上を向くだけで想像しながら考えていることが伝わります。
その人が持っているマインドが非言語表現で勝手に表現されてしまっているので、マインドの持ち方がいかに重要であるかが明らかになります。
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最後に
いかがだったでしょうか?
アメリカ人の話し方が上手いのは、国民性ではなく学生時代から話し方を体系的に学んでいたからです。
そして、アメリカの中高生が学んでいる話し方の3つの柱があります。
- マインド
- 言語表現
- 非言語表現
その中でも、アメリカの話し方では「マインド」を重視しています。
本書では「マインド」「言語表現」「非言語表現」の内容が、さらに詳しく書かれています。
さらに、今回紹介していない「実践編」では、日常会話・スピーチなどさまざまな状況に合わせた話し方のルールも学ぶことができます。
気になる方は、ぜひ読んでみてください。
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