託児所は、仕事や用事がある際に便利な施設ですが、何歳から何歳までのお子さんが利用できるのか、気になる方も多いと思います。
そこでこの記事では、託児所が利用できる年齢について解説していきます。
託児所は生後2か月から未就学児(通常は6歳未満)までの子供を預けることができ、短時間から長時間まで柔軟に対応しています。
わが家は、下の子が生後6か月になってから企業内託児所を利用しています。
先生が温かく迎え入れてくれたおかげで、子供は初日でも安心して過ごすことができ、親も安心して用事や仕事をすることができます。
年齢制限が明確で、安全な環境が整っている託児所は、親にとって強力なサポートです。
最初の一歩は不安や心配があると思いますが、利用することで得られる安心感は大きいものです。
預けることに迷いがある方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
託児所とは?
託児所とは、親が仕事や用事などで子供の世話ができないときに、子供を一時的に預ける施設のことを指します。
また、国からの認可を受けていない保育施設の総称で、企業内や病院内など施設形態も様々です。
保育理由を必要としないため、認可保育園に入園できない場合や、美容室に行く必要があるが預かってくれる人がいない場合などに利用できます。
一般的には、生後2か月から未就学児(通常6歳未満)までの子供が対象となり、保育士などの専門スタッフが子供たちの安全と健康を守りながら、遊びや生活支援を行います。
託児所は、親が短時間だけ子供を預けたい場合や、長時間の預かりを希望する場合など、さまざまなニーズに対応していて、親にとって心強いサポートになります。
託児所の目的は、親が安心して仕事や用事に集中できるようにサポートすることと、子供に安全で充実した環境を提供することです。
また、託児所では、子供が他の子供と一緒に遊んだり、コミュニケーションを取ることで、社会性や自立心が育まれることも期待されています。
施設によっては、食事の提供や、アレルギー対応、保育プログラムなども充実しており、親子双方にとって大変便利な施設となっています。
託児所の特徴
- 親の就労状況や理由を問われない
- 短時間・一時預かりが可能
- 柔軟に利用することができる
- アクセスしやすい場所にある
- 子供が他の子と交流できる
親の就労状況や理由を問われない
託児所の利用しやすい一番の理由は、親の就労状況や理由を問われないことにあります。
認可保育所を利用するためには、選考審査を通る必要がありますが、託児所は誰でも利用することが可能です。
働きたいけど保育園に入れない・空きがないなどの理由で、託児所を利用する人も多くいます。
わが家も妻の再就職のために保育園を探しましたが、どこも入れませんでした。
短時間・一時預かりが可能
ほとんどの託児所は、保育園と違い毎日決まった利用が必要ないことが多いです。
そのため、1時間単位から数時間、もしくは半日~1日などのスケジュールで対応しています。
用事を済ませたい・急な仕事・リフレッシュしたいなど様々な理由で利用されることが多いです。
親の負担を軽減するような利用方法ができるのも託児所の強みです。
柔軟に利用することができる
定期的な利用だけでなく、急な用事や仕事でどうしても子供を預ける必要がある時にも利用できます。
受付方法は様々で、予約が必要な場合もあれば、当日受付も可能な託児所もあります。
利用期間や頻度は自由なので、必要に応じて数日だけ預けることも可能です。
わが家も最初は週3のパートだったので、週3で利用していました。
アクセスしやすい場所にある
託児所の施設は、企業内・病院内・商業施設内・駅構内など、利用しやすい場所にあることが多いです。
アクセスのしやすさから、無駄な移動時間を減らし、仕事や用事に集中することができます。
特に、忙しい朝や夕方の時間帯には非常に助かります。
企業内にある場合、道路状況に左右されずに送り迎えができるのは助かります。
子供が他の子と交流できる
託児所では他の子どもたちと一緒に過ごすことができるため、子供同士の社会的な交流ができます。
また、託児所では短時間・一時預かりで、新しいお友達が入ってくることが多いため、コミュニケーション能力の向上や面倒見がよくなる傾向にあります。
託児所によっては、異なる年齢の子供が一緒に過ごすことがあます。
年齢の違う子供が一緒に過ごすことで、年上はリーダーシップや優しさを学び、年下は模倣を通じて多くのことを学べるなどの特徴もあります。
託児所の種類
託児所には、大きくわけて5つの種類があります。
それぞれ、特徴や利用方法が違うため、合ったものを選ぶ必要があります。
- 認可外保育施設
- 一時預かり専門
- 企業内託児所
- 夜間・病児専門託児所
- 商業施設内託児所
認可外保育施設
認可外保育施設は、国や自治体からの認可を受けていない保育施設のことです。
認可外という名前から、何か問題があるように感じるかもしれません。
しかし、必ずしも質が低いわけではなく、認可施設とは異なる基準で運営されている施設のことを指します。
一時預かり専門
一時預かり専門の託児所は、短期間(数時間から一日)だけ子供を預けることができる施設で、親が急な用事やリフレッシュのために利用することが多いです。
通常の保育園や託児所とは異なり、定期的に通う必要がなく、必要なときに柔軟に利用できるのが特徴です。
一時預かりの利用方法は、事前予約をすることがほとんどです。
企業内託児所
従業員が働きやすい環境にするために企業が設置した保育施設です。
子供が保育園に入れない問題などで、働きたくても働けない状況でも、心強いサポートをしてくれます。
基本的には、企業に就職した人が使う施設ですが、地域密着型企業内託児所の場合は、地域の子供たちも利用することがあります。
夜間・病児専門託児所
通常の託児所とは異なり、特定の状況に対応するための特別な保育サービスを提供しています。
夜勤やシフト勤務に対応したり、病気で子供を預けないといけないときに、利用することが多いです。
病児専門託児所は、子供が病気になった際に、親が仕事や他の理由で看病が難しい場合に、病気の子供を専門に預かる施設です
夜間専門託児所は「ベビーホテル」とも言われ、子供を泊りで預けることができるサービスです。
商業施設内託児所
商業施設内託児所は、ショッピングセンターやデパートなどの商業施設に併設されている託児サービスです
買い物などの時に、一時的預けることで安心してショッピングを楽しむことができます。
託児所内では、遊びが主な内容で、おもちゃで遊んだり、絵本を読んだりすることで、楽しみながら過ごせます。
託児所の料金は?
託児所は、国から認可を受けていない保育施設なので、施設ごとに料金が違います。
しかし、託児所によっては保育料無償化の対象保育園もあります。
別料金で、教育費として数百円ほどかかる場合もあります。
わが家で利用している託児所は、保育料無償化の対象で1日300円で、英会話・プログラミング・リトミックなども受けることができます。
託児所を利用する際は、利用料金などをしっかりと確認して利用してください。
託児所は何歳から何歳まで預けられる?
託児所の利用可能年齢は、基本的に生後2か月から未就学児(通常は6歳未満)のお子さんを預けることができます。
また、託児所によっては小学生も一時預かりをしてくれるところもあるので便利です。
生後何か月から預けられる?
多く託児所では、生後2か月ほどから預けることが可能です。
理由は、原則として生後57日(生後2ヶ月)以降という決まりがあるります。
これは、労働基準法で産後のママは産後8週間まで休業する義務があるためです。
託児所によっては、子供の首がすわりきった6か月頃から利用可能なところもあります。
施設によって違うので、何か月頃から預かってもらえるか確認してみてください。
小学生の子供は預けられる?
小学生(6歳~12歳)のお子さんを預けることができる施設もありますが、数が少ないので見つけるのが大変です。
また、その地域になかった場合送り迎えが大変なのです。
小学生以上のお子さんの面倒を見てくれる、ベビーシッターサービスなどを活用すると安心して用事を済ませることができます。
託児所を利用した体験談
妻が再就職をするときに、市役所に入れる保育園を探しに行きましたが、なかなか入れない状況が続いていました。
働きたいけど、働けないのが一番の悩みですよね。
地元でもないので、知り合いや家族もいない中で、預ける先を決めるのが大変です。
そこで、企業内託児所がある会社を探してみることを提案してみました。
妻も納得の上、無事再就職してその後託児所を利用しています。
様々な理由から、保育所に入れないときに便利です。
保育内容も、英語教育・プログラミング教育・リトミックなどをやっていて、保育園も託児所も大差がないように感じました。
懸念されるのは「集団行動」です。
保育園は1クラス30人前後いますが、託児所は全体で20人ほどしかいないため、集団行動を学ぶ機会が少ないように感じます。
ですが、関わる子供たちの年齢が様々なので、年下の子のお手本となる行動などを学ぶ機会は多いです。
また、保育園では25~30人に対して1人の先生が付きますが、託児所では約20人に2~3人付くことが多いです。
なので、託児所のほうが子供一人ひとりと向き合いやすく、教育・指導なども行き届きやすいと思います。
小学校に上がるまで託児所を使い続けると、お友達がいない状態から始まってしまいます。
心配な方は、保育園に入るまでの繋ぎとして利用し、学校の近くの保育園でお友達を作れば、小学校が始まっても安心です。
託児所はどんな時に利用する?
- 働きたいけど保育所に入れない
- 生後間もないからできるだけ近くで働きたい
- 急な仕事や用事で、数時間だけ預けたい
- 夜勤などで預け先がない
- 1人で子供を抱っこしながら買い物が大変
企業内託児所で、生後間もないお子さんを預けると、すぐに会いに行けたり、休憩中に授乳しに行くことも可能なので便利です。
基本的には、一時的や短時間での利用がメインになりますが、子供にとっても親にとっても心強いサポートで助かります。
利用する際には、託児所の施設やスタッフの資格、保育方針などを確認すると安心ですね。
託児所以外で一時預かりできるベビーシッターサービス
託児所以外でも、一時預かりとしておすすめなのは、ベビーシッターサービスです。
病児保育、送迎、ご自宅での保育、留守番、外遊び、見守り、育児相談など、さまざまなことに対応しているので利用しやすくなっています。
子供たちが慣れ親しんだ自宅で預けることができたり、送迎などもしてくれる便利なサービスになっています。
さらに、家事代行サービスや育児相談などもできるので、利用方法も幅広いです。
毎日の忙しい中で、どうしても子供を預けないといけない時などに利用してみてはいかがでしょうか?
最後に
託児所の対象年齢は、基本的には生後2か月から未就学児(通常は6歳未満)までを対象としています。
しかし、託児所によっては子供の首がすわる生後6か月からという施設もあります。
また、12歳までを対象にしている施設も少ないですがあります。
託児所は認可外保育所なので、自由度が高く施設ごとに保育内容が変わります。
使用したい託児所のホームページで確認して、お子さんに合った託児所を選ぶことが重要です。
利用前に、一度確認してみてください。
そして、子育てと仕事の両立は多くの親が悩まされています。
こちらの記事では「子育てと仕事の両立するためのポイント」について解説しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
コメント